メーカー本体SEの特徴と仕事内容を徹底解説

 

日立ソリューションズ、NECソリューションイノベーター、富士通エフサスなど、メーカーには、SI事業を子会化してる企業もありますね。。メーカー子会社(メー子)SEの仕事内容はどんな感じなのでしょうか。


 

メーカーって聞くと、女性があまりいないイメージだけど。メーカー子会社(メー子)のSEってどんな感じなのでしょうか。ワークライフバランスとかはしっかりしているのでしょうか。


 

メーカー本体とメーカー子会社(メー子)は、やることは情報システムを開発するという意味では両方一緒だよ。ただ、情報システムを開発するうえでの役割は微妙に異なるんだ。その違いについて説明するよ。


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メーカー本体の仕事の特徴

親会社と一緒に大規模案件

親会社は、他の中小企業が受注できない大型案件を受注します。しかし、親会社が受注した大型案件は、親会社の社員だけでは裁ききれません。人数が全然足らないのです。そこで、一部の仕事をメーカー子会社(メー子)へ発注するのです。親会社から受注したメーカー子会社(メー子)は、親会社の指揮のもと、業務を遂行していきます。メーカー本体とメーカー子会社(メー子)は以下の役割分担で仕事することが多いです。

 

  • 親会社(メーカー本体):プロジェクトマネージメント、クライアント交渉
  • 子会社(メー子):システム構築/開発実作業。子会社内のマネージメント

 

親会社から受注した案件は、プロジェクトマネージメントやクライアント交渉などのクソめんどくさい仕事は親会社が実施してくれるので、システム構築/開発の実作業に集中できるんですね。

 

メーカー子会社(メー子)が受注する中規模案件

メーカー子会社(メー子)は、親会社から受注した案件だけを遂行するわけではありません。小規模〜中規模の案件であれば、子会社で受注し、子会社で遂行します。子会社が受注した案件は親会社はまったく絡んできませんので、プロジェクトマネジメントやクライアント交渉は自分たちで実施していきます。

 

部長以上は親会社からの出向者/転籍者が多い

メーカー子会社(メー子)の部長以上の役職についてる人たちですが、親会社から出向してきた人が多いです。特に内販(親会社から受注する仕事)が多い部署は、親会社の社員が出向して部長になるケースが多いです。

 

自分の会社の仕事については、自分の会社の社員で責任をとってほしいという思いがあります。そのため、自分の会社の社員を出向させ、責任者とするのです。

主な仕事内容と身につくスキル

中規模案件のプロジェクトマネジメント

会社によっては、X億円以下の案件であれば、親会社は関与せず、メーカー子会社(メー子)だけでプロジェクトを遂行していきます。親会社が一切関与しない案件の場合、メーカー子会社(メー子)がプロジェクト全体のスケジュール管理、予算管理、要員管理等のマネージメントも実施しなければなりません。

 

なので、メーカー子会社(メー子)のSEであっても、アサインされる案件によっては、プロジェクトマネージメントのスキルが必要なところもあります。

 

開発スキル/IT技術

繰り返しの説明になります。親会社から受注した案件が多い会社であれば、マネジメント以外の実作業に携わることが多くなります。システム開発案件の実作業といえば、

 

  • サーバーミドルウェアの設定
  • ネットワークの設定
  • データベースの構築
  • プログラム開発

 

などが挙げられますね。これらに関する技術はメーカー本体よりメーカー子会社(メー子)の社員の方が圧倒的に求められます。

メーカー子会社(メー子)SEになることをオススメする人(向いている人)

安定志向の人

メーカー子会社(メー子)は親会社(メーカー本体)が大企業なので、メーカー子会社(メー子)も安定しているところが多いです。福利厚生などの制度についても親会社のものをそのまま踏襲している会社も多く、安定志向の学生からは人気があります。ただし、採用面接で「安定してそうだから志望しました。」なんていったら確実に落とされるので、気をつけてください。

 

 

マネジメントと開発のどちらに進むか迷っている人

メーカー子会社(メー子)は、親会社と違って、

  • 技術をとことん突き詰めるキャリア
  • 部下を引き連れて大きな仕事するマネジメントのキャリア

のいずれも目指すことができます。現時点でどちらのキャリアがよいか決められない人はメーカー子会社(メー子)へ就職してもいいと思います。

主なメーカー子会社企業

SI事業を行っているメーカー子会社はたくさんありますので、有名どころの企業を紹介します。

 

  • NECソリューションイノベータ
  • キヤノンITソリューションズ
  • キヤノンマーケティングジャパン
  • 京セラコミュニケーションシステム
  • 富士通エフサス
  • 富士通システムズ・イースト
  • 富士通マーケティング −
  • 日立システムズ
  • 日立ソリューションズ

上記の企業であれば比較的規模が大きい企業ですので、開発スキルおよび中規模案件のマネージメントスキルを高めることが出来ると思います。

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