ITコンサルタントの特徴と仕事内容を徹底解説
コンサルタントときくと「ロジカル」、「激務」、「実力主義」、「高収入」など、とても華やかなイメージがありますが、実際どうなんでしょうか。仮にコンサルティングファームから内定をいただいたとしても、ついていけなくてすぐにクビを切られてしまうのは何だか怖いなー
コンサルタントを目指す女性は仕事に命をかけている人が多そう。結婚とか出産を考えている私たち女性は求められているのでしょうか。
コンサルタントは、みんなの考えているとおり、厳しい仕事であることが多い。他の会社が受注しなかった難易度の高い案件とかを受注している会社が多いからね。そんなITコンサルタントの仕事について説明するよ
ITコンサルタントの仕事の特徴
上流工程の業務委託が多い
ITコンサルタントの仕事は、さまざまな業界の会社の業務をIT改革するのが仕事です。
たとえば、メガバンクを例にとってみましょうか。(内容は私の妄想です)
メガバンクではAI化を進めることで、今後10年間で3万人分の業務を削減(リストラ)することを計画しています。
このAI化を進めるのにに必要なプロセスは大きく
- 銀行業務のプロセス(オペレーション)を確認する(銀行業務知識が必要)
- AI化できそうなところの検討・費用対効果を算出する(銀行業務知識およびAI技術が必要)
- AI化案件を立ち上げ、の要件の詳細を検討する(銀行業務知識およびAI技術が必要)
- 要件に従って、AI導入をおこなう(AI技術が必要)
に分けられます。
この改革ですが、誰ができるでしょうか!?
銀行員であれば、1番はできるでしょうが、2〜4番は普通できません。
でもAI企画を任された部署は、役員や常務からやれと言われるんです。
出来ないことをやれと言われます。
ここで、困った銀行員たちは何をしますでしょうか。
簡単ですね。
銀行はITコンサルタントへ業務委託を行うのです。
業務委託されたITコンサルタントは、クライアントの業務をクライアント以上に勉強し、
AI化を進めていきます。
新技術の導入案件が多い
ITコンサルティングファームでは、新技術を導入する案件が多いです。
最近でいうと、クラウド、ビッグデータ、AIなどのデジタル技術ですね。
さきほどの業務委託の例がAIではなく、
オープン系(Java)のシステム開発案件であれば、できる会社は多いです。
なぜなら、ありとあらゆるところにナレッジが転がっているからです。
他の会社でもできるような技術の案件は、他の会社が安い価格で仕事を受けます。
ITコンサルティングファームは、他社と比べて単価がとても高いので、
他社でも出来る仕事内容であれば他社に仕事を取ることはできません。
他社が出来ないような仕事をとるためには、「他社にできない新技術を導入する」ことを売りにしていることが多いです。他にも売りはありますが、
そのため、新技術がでたら、全然情報がない状態のなか、勉強しないといけません。
人月単価が高い
SEやITコンサルタントを雇うには、お金がかかりますが、
ITコンサルタントを雇うにはかなりのお金がかかります。
国内の大手ITベンダー(H社、F社、N社)SEを1人1カ月を雇う(1人月)のは、
120万円くらいが相場ですが、外資系のITコンサルタントであれば、
250万円以上はします。新人であっても、200万円は要求されます。
マネージャークラスであれば300万は普通にするのです。
他の会社のSEができないことを実施するという建前の下、
単価が高額に設定されています。
人月単価が高い分、高収入なのですが、
他社のエンジニアよりもパフォーマンスを求められます。
パフォーマンスを出すために長時間残業を
しなければならなかったりすることは多々あります。
コンサルタントは長くても3カ月毎の契約であることが多いです。
クライアントから価値がない(バリューがない)と判断されたら、
すぐに切られてしまいますね。
主な仕事内容と身につくスキル
クライアントの業務知識
ITコンサルタントは、クライアントの業務を改善しないといけません。
クライアントの将来のビジョンを描けいるようになっておかなければなりません。
その上、近い将来(To Be)と現在(As Is)を比較し、
ギャップを改革という形で改革する必要があります。
他のSIerであれば、システムを導入することが目的ですので、
システムを導入した結果、企業の業務が改善されたかどうかは特に気にする必要がないのです。
しかし、コンサルタントであれば気にする必要があります。
SIerにとってシステムを導入するのは「目的」ですが、
ITコンサルタントにとってシステムの導入は「手段」なのです。
その意識がないと、クライアントからは、SIerと変わらないねと皮肉を言われ、
切られてしまいます。
論理的思考力
ITコンサルタントの仕事には論理的思考力が求められます。
思い付きや感覚で仕事をすることは許されません。
なぜなら、ITコンサルタントはさまざまな問題解決をしなければなりません。
問題解決案は、クライアント先で承認されないといけません。
ただし、論理的なでないと人は納得できないのです。
誰かもわからない人の意見なんて普通は信用しません。
信用してもらうには、論理的に納得してもらう必要があるのです。
そのため、論理的思考力なんて、システムの上流工程やってられれば自然と身に付きますが、
その自然と身につけられる論理的思考能力が求められるのです。
ITコンサルタントになることをオススメする人(向いている人)
対人スキルが高い人
ITコンサルタントは、クライアントに寄り添って仕事を進めていく必要があります。
クライアントはコンサルタントへ高いお金を支払っているので、
無理難題をお願いしてくることもあります。
ときには衝突することまります。
しかし、クライアントあってのコンサルタントなので、
上手くクライアントと付き合っていく必要があります。
体力がある人
コンサルタントの仕事はハードです。
SIerの何倍ものお金をいただいているので、
SIerの何倍もの成果を出さないとクライアントからは
金の無駄だと思われてしまいます。
そのため、何か問題があったら何が合っても解決してあげる
根性と意気込みが必要です。
その意気込を出し続ける体力がITコンサルタントには求められるのです。
ストレス耐性が高い人
コンサルタントは、対人スキルと体力が求められるので、
ストレスがすごい溜まる職業です。
コンサルタントからもう嫌ですという案件もたくさんあります。
ストレスからくる体調不良で倒れる人もいっぱいいます。
そのため、ストレスをコントロールできる、ストレスの耐性が強い人は
ITコンサルタントへなることをオススメします。